愛媛県新居浜市上原一丁目三番地

  • 愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
  • 内容紹介

    物語は終わる。けれど、人生は続いていく。
    少年時代を過ごし、父母を見送った愛媛県新居浜市の家、劇団「第三舞台」を立ち上げた早稲田大学・大隈講堂裏。
    かけがえのない〈場所〉を通して人生の物語を描く、初の自伝小説集!

    ・「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」
    家族の家がなくなる前夜、僕はこの家の物語を書き始めた。
    今から五十四年前に始まった、緑の家の物語を。

    ・「東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏」
    大学二年の四月、大隈講堂の裏広場に通じる鉄扉を押した。
    愛媛から出てきた無名の二十歳の若者が、何者かになるために。

    ・「東京都杉並区××二丁目四番地」
    演劇を仕事にして四十年。六十三歳の僕は、
    終の住処になるかもしれない家で、次の物語を書き始める。

    作家・鴻上尚史の原点とともに、一つの時代を描く傑作小説集。

    作者:鴻上尚史
    出版社:講談社
    購読期間:2023-03-25〜9999-12-31
    必要ポイント:1800pt

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